Information

一般社団法人 島田青年会議所

〒427-0056

島田市大津通1965番地サンライズ島田3-B 号

TEL:0547-35-6359 FAX:0547-37-7855

(開局時間:水曜日・祝休日を除く平日10時~16時)

Copyright © Junior Chamber Intemational Shimada. all rights reserved.

【島田市大代地区のコミュニティー団体「王子田会」によるジャンボ干支】

島田市大代地区のコミュニティー団体「王子田(おうじだ)会」が、毎年制作しているジャンボ干支。地元の間伐材や竹で作った骨組みに、軽トラック3台分の藁や、杉の葉等使用して制作され、毎年年賀状用写真撮影スポットとしても人気を集めています。今回は王子田会を代表して片岡さんにお話を伺いました。

そもそも巨大干支を作るようになったきっかけは何でしたか?

最初はある方の遊びで作ったのがきっかけでした。あまりにも出来が良かったので、周りの人が「誰かに見てもらえばいい」と言って、大代公民館近くの道端のちょっとスペースのあるところに展示することになりました。最初は地元の人しか知らなかった巨大干支は、その後だんだん認知されてきて遠方から見物者が来るようになり、車通りのある通り沿いでは危ないということで展示場所を変え、駐車場も借りてやるようになりました。その後も年を重ねるごとに見物者が増え、現在の場所で展示するようになりました。

―今年で22年目、干支が2サイクル目となっています、昨年度しまだ市民遺産にも認定されました。会にとってこの認定はどのようなものでしたか?

 初年度に認定されたということは大変ありがたいものでした。このしまだ市民遺産というものは自薦ではなく他薦でノミネートされるものなので、誰かが働きかけてくれたことは単純に嬉しいものでした。 

―最初の遊びで作った頃に比べスケールが格段に大きくなりました。現在どのような目的で巨大干支を作っていますか?

特別お客さんに来て下さいという気持ちはあまり持っていません。しかし、新聞やテレビで取り上げられてお客さんはたくさん来てくれます。せっかく来てくれたお客さんが干支だけ見て帰るのでは何かもったいないということで、地元の方がお店を出して賑やかしてくれています。去年からは河村家に現存する兜仏の公開もやっていて、大代にはこういうものがあるのだよ、ということを知ってもらえたり、ここにある地図を見て大代はこんな奥の方までつながっているのだと発見してもらえたり、そういう人たちと話をするのは楽しいです。自分たちは欲はなく、来てくれた方とのコミュニケーションを楽しんでやっています。

―制作~展示において、大事にしている想いは何ですか?

メンバーは他にも事業や活動がありますし、王子田も巨大干支ばかりが活動ではなく、童子の沢桜祭りやみんくる祭等にも参加しています。なので強制的に活動させることはなく、やれる人がやるということです。みんな自分のことばかり考えていません。仕事も家庭も大事だけど、コミュニティも大事です。自分のことばかり考えると巨大干支はおそらく自己満足で終わってしまいます。お客さんが「来年もまた見に来たいよ」と言ってくれると嬉しいし、励みにもなります。東京から音楽家のお客さんが来たときには「今度ここで演奏させてよ」と言ってくれる、群馬から体の悪いお客さんが毎年来てくれる、そういう巨大干支を待ってくれているファンとの繋がりをこれからも大事にしたいです。

―まだ巨大干支を見に来たことがない人へ、地域の方へのメッセージをお願いします。

どこの地域でも頑張っている人はまちを元気にしようと頑張っている。少し難しいこともあるかもしれないけど負けずに頑張ってほしいです。誰かがやるのではなく自分がやらなければまちは良くなりません。何もやらない人もまちに興味や関心がないわけではなく、案外やってくれるのを待っているものです。

近年は大井川鐵道を走るSLとセットで見に来る方も多いそうです。ジャンボ干支は2月末まで展示の予定です。ただし雨が多くて藁が持たないよ、ということであればもう少し早く終わるかもしれません。線路沿いの道を曲がったらあとはずっとまっすぐ。知らない田舎道は遠く感じると思うけどまっすぐ進んでください。

​インタビュー記事 山本雄志